◎健太郎4歳!  ◎健太郎5歳!  ◎健太郎6歳!


健太郎幼児期6歳


 2005年1月15日、東京都福生市自宅内。健太郎6歳。

“健太郎!6歳誕生日!”
“あと数ヶ月で、小学校だよ!”




 2005年2月6日、東京都羽村市動物公園。健太郎;6歳約1ヶ月。




 2005年2月7日、熊川保育園内。健太郎;6歳約1ヶ月。



同日、東京都福生市自宅内。
毎日、熊川保育園の先生に絵本の絵を描いていただいて、切り抜いてもらってきていた!”
“この紙は、健太郎の精神安定の役目をです!




 2005年2月11日、父親実家内。健太郎6歳約1ヶ月。
“おじいちゃんの帽子で遊んでいます!”




 2005年2月23日、父親実家内。健太郎6歳1ヶ月。




2005年2月26日、賀川学園、後期まとめ。

後 期 目 標
1 プログラムのある生活の中で、見通しを持って安定して活動に参加する
2 興味を持って、楽しんで課題に取り組む
3 大人とのやりとりを通して、苦手な事も頑張る経験をする
4 要求などを、言葉で適切に表現する事を覚える

5 設定された課題の中で、お友達とのやりとりを経験する

プログラム

登園・自由遊び
朝の会
動物・リトミック
おやつ
課題遊び
散歩
お当番
給食
帰りの会

後期目標についてのまとめ
 毎回、こじかちゃん組での活動をとても楽しみにしてくれましたね。しかし、期待が大きいあまり、大好きな課題が変わる事に納得できず、騒いでしまう事がありました。そこで、課題が変わる時には、新しいプログラムを事前に伝えるようにしました。この1年間、プログラムに沿った活動を繰り返し経験した事で、プログラムを手がかりとできるようになった事は大きいと思います。プログラムカードを提示する事で、それが自分の予想や希望とは違っていても、自分がするべき事として納得できるようになり、気持ちの切り替えができるようになってきました。納得して参加できた事で、新しい課題もとても楽しむ事ができました。
 後期に入り、給食を食べる事が定着しました。Tと2人で環境を設定しての取り組みでしたが、大人との関係をきちんと築いていけると、安心して頑張れる事も多いのではないかと思います。その他の課題場面でも、やりとりを通して我慢できる事が増えましたね。「ちょうだい!」等と一生懸命に自分の思いを伝える健太郎君ですが、以前は、すぐに叶えられないと「いやー」と騒いでしまう事が多くありました。大人は、騒ぐ健太郎君のペースに流されるのではなく、声かけをし、根気よく待ち、じっくり付き合ってきました。順番まで我慢したらできる・終わるまで我慢したらもらえる等、経験を積み重ねてきた事で、最近では、「待ってね」「終わってからね」「順番ね」という大人の言葉を聞いて待つ姿勢がずいぶんと身に付き、すぐに騒いでしまう事が減りました。今後もさらに、自分の気持ちを表現する方法を学ぶのと同時に、相手の言葉を聞く姿勢を身に付けていきましょう。
 設定された課題の中では、お友達の名前を呼んだり、お友達と手をつないだり、お友達とやりとりをする事ができました。遊びの中では、おもちゃの貸し借りをする事等、まだまだ苦手ですが、これからも、まずは設定された場面から、お友達と関わる経験を積んでいけると良いと思います。

 4月からはいよいよ小学生。場所も先生もお友達も変わり、新しい環境でのスタートです。新しい経験の中では、騒いでしまう事があるでしょうが、まずは、新しい先生との関係をきちんと築いていけると良いですね。周囲の大人は、騒ぐ健太郎君のペースにならずに、じっくりと健太郎君と付き合っていく事が大切だと思います。また、プログラムカード等を活用し、生活の手がかりを作ってあげられると良いと思います。頑張って下さい。



 2005年3月8日、父親実家内。健太郎6歳約2ヶ月。




 2005年3月12日、賀川学園、最後の日

賀川学園と、健太郎担当の先生!


“健太郎、賀川学園の先生方といっしょ!”
自閉症発覚が、遅かったため、1年間の通園でした!”


賀川学園”の先生には、大変お世話になりました。自閉症児の子育ての仕方や今の健太郎の状態をきめ細やかに、御指導していただきました。

“この当時は、まだ、小学校へ行くのは、早すぎる!もっといろいろなこと(生活面が特に)経験した後、小学校へ行かせたい!”
“1年遅らせる方法は、ないのであろうか!?”
と、父親は、真剣に考えていた。



2005年3月17日(健太郎;6歳)、諸事情により、両親離婚。親権は、父親。














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